マルラオイルとは、南アフリカに自生する「マルラ」と呼ばれる神聖な木「豊穣の象徴」の木の実の種の中心部からごくわずかに採れるオイルのことです。
南アフリカに自生するマルラオイルは「マルラ」と呼ばれる木の実の種の中心部からごくわずかに採れるオイルのことです。
稀少性の高いこのオイルは古代のアフリカでは、万能な木の実として先住民が肌ケアや伝統医療に用いてきました。
生命力の非常に強い木で、自らの中に驚くほどの豊富な栄養を蓄えています。
マルラの原産地、南アフリカではとても神聖な木「豊穣の象徴」として大切にされてます。
現地では結婚式の前の身を清めるための儀式がマルラの木の下で行われるため「結婚の木」ともいわれます。
滋養と美しさを与えてくれるオイル。
ビタミンC、ビタミンE、リノレン酸、オレイン酸オメガ6、オメガ9含有量が豊富で、抗酸化作用が非常に高いため、肌の真皮層まで浸透して、肌にハリやコシを与えてくれるだけではなく、頭から足の先まで、髪から爪全てに使用できる万能オイルです。
マルラオイルの成分と特徴
マルラオイルとは、南アフリカに生息しているマルラの木(マルラルツリー)に実るマルラフルーツから抽出されるオイルのことを言います。
マルラフルーツの特徴は、プラムよりもひとまわり大きいサイズの黄色い果肉であることです。マルラオイルは、このマルラフルーツの種子から抽出されるオイルのことを言います。
溶媒物質を一切使用することなく、低温圧縮し濾過するシンプルな方法で抽出しているため、とてもナチュラルなオイルです。
また、マルラオイルの色には、透明で淡い色のものから、琥珀がかったものまで様々な種類が存在します。
この色の差は精製方法の違いによるものですが、植物オイルの中ではとても安定性が高いマルラオイルは、化粧品に処方されるオイルとしては理想的ともいわれています。
マルラオイルには、抗酸化力が期待できる下記のような美容成分が豊富に含まれています。
・ビタミンE
体内の脂質や細胞膜の酸化を防ぐ働きがあります
・ビタミンC
紫外線による皮脂の酸化を抑制し、美白やたるみ、ニキビ治療などに効果的です
・α-リノレン酸
多価不飽和脂肪酸のうちのオメガ3脂肪酸に分類されるα-リノレン酸は、人の身体には必要不可欠とされる必須脂肪酸です。
この栄養素は、体内で合成することができないため、積極的に摂取する必要があります。
α-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換されて、赤血球や細胞膜を柔らかくする効果や、脳内の神経細胞膜を柔らかくして学習能力や記憶力を向上させる働きが期待されています。
他にも、悪玉コレステロールを抑制させたり、血管の詰まりを防いでくれる抗血栓作用もあるので、血液をサラサラにする効果もあります。
・オメガ脂肪酸6
オメガ脂肪酸6には、オメガ脂肪酸3と同様にリノール酸が多く含まれています。
働きもオメガ脂肪酸3と同じで、老化防止対策と、悪玉コレステロールを抑制してくれる働きもあるので、とても大切な成分ではあるのですが、オメガ脂肪酸6の場合摂りすぎると、善玉コレステロールまで減らしてしまう恐れがあります。
また、体質によっては身体に合わずアレルギー症状を起こしてしまう場合もありますので注意が必要です。
・オメガ脂肪酸9
オメガ脂肪酸9もオレイン酸が多く含まれているので、老化対策、悪玉コレステロールを抑制する効果はもちろんですが、オメガ脂肪酸9の場合は成分そのものが酸化しにくいという特徴があり、加熱して摂取することで効果の持ちが良くなるため、食材との仕様に向いています。
<抗アレルギー作用が期待できる成分>
美容効果が高いマルラオイルですが、さらにすごいのが「抗アレルギー作用」と「抗ヒスタミン作用」も持ち合わせているのです。これはマルラオイルだけにしかない特徴のひとつです。
・抗アレルギー・抗ヒスタミン
マルラオイルに含まれる、抗ヒスタミンや抗アレルギーと呼ばれる2つの作用には、アレルギー症状を緩和し、痒みを抑えてくれる働きがあります。そのため、敏感肌の人や皮膚炎でお悩みの方でも安心して使うことができます。